その他の呼吸器疾患

その他の呼吸器疾患・症状

肺癌・SAS・副鼻腔炎ほか

長引く咳や息切れの原因には、アレルギーや慢性肺疾患以外にも様々な原因が考えられます。日常生活で気になる症状(痰、胸痛、いびきなど)がある場合は、自己判断せず画像検査を含めた総合的な診断を受けることをおすすめします。

肺癌のスクリーニング・精査

肺癌は初期には痛みを伴わず、「長引く咳や痰」あるいは「血痰」が最初のサインとなることが多い疾患です。
通常の健康診断のレントゲンでは、心臓や骨の陰に隠れた数ミリの腫瘍を発見するのは困難です。当院では高性能マルチスライスCTを使用し、放射線診断専門医による精密な読影を行うことで、見落とされがちな早期の肺癌も的確にフォローアップします。
※精密な加療が必要な場合は、速やかに最適な高度専門医療機関へご紹介いたします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠中に気道が塞がり、呼吸が一時的に止まる病気です。大きないびきや日中の強い眠気、起床時の頭痛を引き起こすだけでなく、高血圧や心血管障害など重大な生活習慣病のリスクを跳ね上げます。

  • 当院の検査体制:入院不要でご自宅で実施できる「簡易検査」をご案内可能です。必要時はさらに詳しい「PSG検査」もご自宅で行えるよう体制を整えています。
  • CPAP治療・オンライン診療対応:中等症以上と診断された場合はCPAP(持続陽圧呼吸療法)で治療可能です。導入後、状態が安定している方は、当院のオンライン診療を用いた負担の少ない通院も可能です。

慢性副鼻腔炎(後鼻漏による咳)

「のどの奥に鼻水が垂れる感じがする」「横になると咳が出る」といった症状は、副鼻腔に鼻水や膿がたまる副鼻腔炎に基づく「後鼻漏(こうびろう)」が原因かもしれません。
当院ではCTで副鼻腔の状態を詳細に可視化し、的確な診断をおこなった上で、必要に応じて耳鼻咽喉科への連携等を行います。

ほかにも、気になる症状はありませんか?

痰(たん)が続く・増える

透明な痰(喘息等)、色付きの粘り気のある黄色・緑の痰(感染症・NTM等)、血痰など、痰の性状は重要なサインです。

胸痛・胸の違和感

咳をした際の痛みや、深呼吸での違和感は、胸膜炎や気胸などの可能性があります。CTでの画像検査が強力です。

喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)

気道が極端に狭くなっている状態で、喘息やCOPDが疑われます。早急な気管支拡張等のアプローチが必要な場合があります。

満屋奨医師

記事監修

満屋 奨(みつや しょう)

呼吸器内科専門医・内科専門医
大阪医科薬科大学 呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科
ラジオロジークリニック扇町 呼吸器専門外来 担当医