妊娠中の方の咳・ぜんそく
お母さんと赤ちゃんの安全を守る優しい治療
妊娠中の咳でお悩みの方へ
「妊娠中だから、薬を飲んだら赤ちゃんに影響があるのでは…」と、咳や息苦しさを我慢してしまっていませんか?
しかし、実は「咳や息苦しさを我慢して、お母さんが酸欠状態になること」の方が、お腹の赤ちゃんにとって一番の負担になります。
決して我慢せず、正しいお薬を
妊娠すると、ホルモンバランスの変化に体が対応するため、「今まで喘息なんてなかったのに…」という方でも咳が長引いたり、もともと喘息をお持ちの方の約3分の1は症状が悪化すると言われています。
【絶対にお願いしたいこと】自己判断でお薬をやめないでください
「吸入薬」など、喘息のコントロールに使うお薬の多くは、赤ちゃんへの影響が極めて少ない安全なものばかりです。専門医がしっかりと安全なお薬を選びますので、安心してご相談ください。
当院の強みと安心のサポート
- ● 赤ちゃんに影響が少ないお薬選び:国内外のガイドラインに基づき、安全性が確認されているお薬(主に吸入薬)のみを使用します。漢方薬を使用する場合も、妊娠中に使ってはいけない成分(麻黄など)をしっかりチェックします。
- ● 被ばくのないやさしい検査:レントゲンやCTは使わず、自然な呼吸だけで気道の状態がわかる「モストグラフ」などの安全な検査を優先します。
- ● 通院中の産婦人科との情報共有:かかりつけの産婦人科の先生と連携がとれるよう、お薬の情報などをきちんとお伝えします。
おうちでできる!妊婦さんの咳対策(セルフケア)
お薬だけに頼らず、毎日の生活環境を少し工夫するだけでも症状は大きく和らぎます。
こまめな水分補給
喉を潤すことで、痰がサラサラになり外に出やすくなります。少量のお水をこまめに飲みましょう。
寝るときは少しだけ上体を高く
妊娠中は胃酸が逆流しやすく、それが咳の原因になります。クッション等で頭から肩を少し高くして寝てみてください。
室内の加湿と保温
冷たく乾燥した空気は咳のスイッチになります。加湿器を使用し、マスクをつけて寝るのも有効です。
より詳しく知りたい方・医療関係者の方へ
ガイドラインに基づく具体的なお薬の名前や、妊娠時期ごとの体の変化、
注意すべき症状(受診の目安)など、さらに専門的な解説をご用意しています。
記事監修
満屋 奨(みつや しょう)
呼吸器内科専門医・内科専門医
大阪医科薬科大学 呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科
ラジオロジークリニック扇町 呼吸器専門外来 担当医